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川島、仏リーグ突然の打ち切り「面食らった」 権田らとオンラインでGKディスカッション

[ 2020年5月3日 05:30 ]

全国の少年少女GKに向けオンライン討論会を行う(左上から時計回りに)ポルティモネンセ・権田、大宮・松本GKコーチ、ストラスブール・川島、浦和・浜野GKコーチ(Player!公式YouTubeチャンネルから)
Photo By 提供写真

 ストラスブールの日本代表GK川島永嗣(37)、ポルティモネンセの同GK権田修一(31)が2日、MBS(毎日放送)グループのMGスポーツによるオンライン番組に登場した。全国の少年少女GKに向けたディスカッションではそれぞれ、新型コロナウイルス禍の影響を受けている欧州サッカーの現状を伝えた。

 川島のプレーするフランスでは4月30日にリーグ戦の打ち切りが決定。何の前触れもなく川島も「突然、終わってしまい、皆、面を食らった。この状況では仕方がない。来季、どこまで元通りになるか分からないけどコンディションを上げていくしかない」と話す。現在も外出禁止。ランニングも1時間以内、1キロ圏内に制限されている。チーム練習は週に数度、ビデオを通じて行う程度という。

 一方、権田がプレーするポルトガル1部では政府が5月30日にもリーグ再開を認める方針。3日からは非常事態宣言も緩和され、週明けからはグループごと、トレーニングも始まる予定。「不安はありますが、サッカー選手が仕事。皆さんに勇気を与えるためにも早く始めたい気持ちもある」と話した。

 この日は両GKと縁の深い浦和の浜野GKコーチ、J2大宮の松本GKコーチも参加。1人でできる練習法など「ステイホーム」の過ごし方、GKもポゼッションに関わることが多い現代サッカーではアスレチック能力の必要性などを少年少女GKに伝えた。

 日本代表も今後が不透明な状況が続くが、最後は権田から「外出自粛を守って皆で頑張るぞ!」とエール。川島は「GKの魅力は人間の限界を超えたところでセーブが出ること。その姿で試合の流れを変えられる。皆も日々、自分の姿を超えてほしい」。熱いメッセージと共にウェブ上でも代名詞の“ドヤ顔”を披露していた。

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2020年5月3日のニュース