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U23森保ジャパン アジアで1勝もできず…不運な判定に泣きカタールと1―1ドロー

[ 2020年1月16日 00:29 ]

U―23アジア選手権1次リーグB組   日本1―1カタール ( 2020年1月15日    タイ・パトゥムタニ )

<U23カタール・U23日本>サポーターに頭を下げる日本代表イレブン(撮影・篠原岳夫)
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 東京五輪男子サッカーに開催国枠で出場が決まっているU―23日本代表は15日、U―23アジア選手権1次リーグB組最終戦でU―23カタール代表と対戦。後半28分にFW小川が先制ゴールを決めるも不運な判定に泣き1―1で引き分けた。東京五輪へ向けた最後の公式大会は1分け2敗。3試合連続でPKを献上するなど課題を多く残すことになった。

 2連敗で史上初の1次リーグ敗退が決まっている日本は序盤から攻勢に出るも決定機を決められず。前半44分にはMF田中駿がMF相馬からの浮き球スルーパスを受け、相手GKと1対1の場面を作るも左足で放ったシュートは枠の左へと外してしまった。

 すると前半アディッショナルタイムに不運なアクシデント。MF田中碧が相手選手との球際の競り合いで接触。先にボール触ったのは田中碧の方だったがVAR判定の結果、足の裏を見せていた印象が悪かったのか田中碧にレッドカード。不可解な判定に森保監督も苦笑いをするしかなかった。

 退場により数的不利となった日本は後半からMF旗手に代えMF斉藤を投入。システムを3―6―1から4―4―1へと変更。最終ラインは右から橋岡、立田、町田、杉岡と並べ、斉藤は田中駿と同じボランチに。中盤の右に相馬、左に食野が入り、1トップは変わらず小川が務めた。

 4バック変更でカウンター狙いとなり、手数をかけない攻撃が先制点を生む。後半28分、MF食野からのパスを受けたFW小川がペナルティーエリア中央手前で思い切りよく右足を一閃。このグラウンダーのシュートが相手DFの股を抜き、GKが懸命に手を伸ばすも届かず。ゴールネットを揺らすと小川が会心の雄たけびを挙げた。

 しかし日本に再び試練。同32分、日本のペナルティーエリア内でMF斉藤が相手選手を倒したとしてPKの判定。ここで再びVARチェックが入るが主審は映像を確認せず。VARルームからの助言により判定は変わることなく、このピンチを決められ同点に追いつかれた。

 日本は決勝トーナメント進出へ勝利が絶対条件となるカタールの猛攻を受けるも、相手のミスにも助けられ1―1で試合終了。東京五輪へ向け最後の公式大会で1勝も出来ずに去ることになった。

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