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食野、U22代表初招集 決定力不足解消の切り札

[ 2019年10月4日 05:30 ]

FW食野亮太郎(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 ブラジル遠征(6~16日)を行うU―22代表メンバー22人も発表され、MF食野亮太郎(21=ハーツ)が初選出された。年代別で初めての代表選出。森保監督は「所属チームで存在感を発揮している」と五輪への“隠し玉”として期待を寄せた。

 G大阪に所属した今季開幕はトップチームの戦力ではなく、主戦場はJ3だった。だが5月11日の鳥栖戦でJ1初得点を挙げると、夏にマンチェスターCへ完全移籍。期限付き移籍したハーツでは9月14日のマザーウェル戦で初得点を記録し、レギュラーの座を射止めた。わずか9カ月で、環境は激変した。

 「(U―22ブラジル代表は)非常に強い相手だけど恐れず、特長のドリブルでどんどん仕掛けていきたい」

 9月の北中米遠征2連戦で無得点。U―22は決定力不足を露呈する中、完全アウェーのブラジルで1発回答となればインパクトは絶大だ。“無印ストライカー”が最後方から一気のまくりを狙う。 

 ◆食野 亮太郎(めしの・りょうたろう)1998年(平10)6月18日生まれ、大阪市泉佐野市出身の21歳。江戸中期から幕末にかけて栄えた豪商・食野家の末裔(まつえい)。中学時代からG大阪のアカデミーに所属。追手門学院高3年時にプロの試合に出場できる2種登録され、16年3月11日、J3のYS横浜戦でJデビュー。19年夏にマンチェスターC(イングランド)に完全移籍した。1メートル71、68キロ。利き足は右。

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2019年10月4日のニュース