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堂安 PSVで新天地デビュー「強いです。チームが強いです。嬉しいですね」

[ 2019年9月15日 21:14 ]

オランダ1部リーグ・第6節   PSVアイントホーフェン6―0フィテッセ ( 2019年9月14日    アイントホーフェン )

フィテッセ戦の後半、途中出場し攻め込むPSVアイントホーフェンの堂安(左)
Photo By 共同

 オランダ1部リーグのフローニンゲンから強豪PSVアイントホーフェンに移籍した日本代表MF堂安律(21)が新天地でデビューを果たした。

 14日、ホームのフィテッセ戦に後半34からポルトガル代表FWブルマに代って右MFでプレー。同45分ににドリブルで切れ込んで相手の反則を誘い、アディショナルタイムにはペナルティーエリア付近で仕掛け、さらに右クロスを上げるなど、短い時間の中でも自身のプレーをアピールした。「(出場時)3―0で勝っていたし、ボールを持ったら仕掛けることしか考えていなかった。よりアタッカーに専念できるチームだと思います。フローニンゲンだったらトップ下とか、空気を読むようなプレーもたまにはしていましたけど。楽しかったですね」と手応えを口にした。

 残留を争っていたフローニンゲンから、リーグ優勝21回を誇る名門へステップアップ。「強いです。チームが強いです。嬉しいですね」と実感を語った上で「自分がいけない時に近くに選手が居てくれるので、逃げの場所があるというか。今までは周りも居なくて、どこもないから自分でいく、仕方なく自分で仕掛けてイチかバチかの仕掛けが多かった。自分が博打のような仕掛けだったら、やめて、味方に出したほうがチャンスに繋がるなと感じた。感覚が合う選手が多いですね」と周囲のサポートの動きに質の高さを感じたという。

 この試合で5得点した20歳のオランダ代表FWマレン、21歳のオランダ代表FWベルフワインら若いタレントがそろう。「歳が近い選手ばっかやし。これぞ自分が求めてた環境なので、逃げてるようじゃ口だけの選手になっちゃうんでね。ここで戦っていきながら強い男になりたいと思います。日本を代表してこっちでチームのポジション争いに勝ちたい。こっちで俺が活躍できれば、日本代表ってすげーなって思ってくれると思うので」と激しいポジション争いを歓迎。

 「(控えは)まあ今だけやと思ってるんで。1カ月後2カ月後にはね、自分が主役になってやっているイメージしかないですね。脇役でチームのために汗かくのもいい選手やと思いますけど、それは自分の目指すべきところじゃない。イメージは高いところを見て、やっていけたらと思います」と強気の姿勢でオランダのビッグクラブでもエースになることを誓った。

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