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C大阪 久保止めた!1-0完封にMF藤田「勢い乗っていける」

[ 2019年5月26日 05:00 ]

明治安田生命J1第13節   C大阪1―0FC東京 ( 2019年5月25日    ヤンマー )

<C大阪・FC東京>後半、競り合うC大阪・清武(左から2人目)とFC東京・久保(撮影・後藤 大輝)
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 日本の至宝も、首位チームも止めた!C大阪がホームでFC東京を1―0で下した。キリン杯、南米選手権に臨む日本代表に初選出されたMF久保建英(17)に3戦連発を許さず、今季無敗と好調な相手に13試合目で土をつけた。

 注目度は譲っても、白星は譲らない。C大阪がホーム長居で快勝。試合後、完封に貢献した元日本代表MF藤田は、苦笑いを浮かべながら自虐的に語った。「代表発表があって、これだけ報道陣の方も集まって。期待を裏切ったのかな…」

 スタジアムに多くのメディアが駆けつけたのは、A代表に選出されたFC東京のMF久保の存在があったから。6月の親善試合、そして南米選手権のメンバーに選出され、ピッチ脇のカメラも17歳の一挙手一投足を追った。だが、90分間を通して仕事をさせず、躍動する“絵”は撮らせなかった。

 「もし彼にゴールを決められていれば、今夜はずっとその映像が流れるわけで。皆さん(報道陣)にとってはアレ(期待外れ)かもしれないですけど、自分たちが組織として守れた結果。距離感も良かった」(藤田)

 この日に右膝の手術に踏み切ったFW都倉が今季絶望となっているだけでなく、FW柿谷も左足小指の負傷で欠場。苦しい台所事情を強いられながらも、奧埜のFW起用も当たり、前節に大阪ダービーで敗れた悔しさを晴らした。

 「ダービーに負けてサポーターに悔しい思いをさせてしまったので。首位とのビッグマッチに勝てたのは、チームとしても勢いに乗っていけると思う」と藤田。これでFC東京戦は5連勝。首位相手に全員でつかんだ1勝により、暫定ながら9位に浮上した。

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