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神戸 泥沼4連敗…「V」「I」復帰も危機的状況脱せず

[ 2019年4月29日 05:30 ]

明治安田生命J1第9節   神戸1―2川崎F ( 2019年4月28日    ノエスタ )

<神戸・川崎F>後半、言葉を交わす神戸・イニエスタ(左)とビジャ=右(撮影・後藤 大輝)  
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 試合後、神戸のクラブ関係者が深々と頭を下げる中、険しい表情の三木谷浩史会長は一言も発することなく迎えの車に乗り込んだ。元スペイン代表FWビジャと同MFイニエスタが戦列復帰しながらも、主力を欠く川崎Fに1―2で敗れて今季初の4連敗。観戦した総帥が満足できるはずはなかった。

 2連敗後にリージョ監督が事実上の解任となり、吉田監督が指揮を執り始めたものの、新体制発足後も公式戦3連敗。シーズン中2度目となる監督交代に及ぶ可能性すら出てきた。「試合の状況に応じた、自分たちのやらないといけないことを実行できていない」と新主将のイニエスタ。2失点目は日本代表MF山口がボールを奪われたところが発端となっており、自分たちのミスから失点する悪癖は改善されていない。

 自らのツイッターで欠場を明言したため、クラブから処分を検討されている元ドイツ代表FWポドルスキはスタジアムに現れなかった様子。「VIP」トリオを擁し史上最強の戦力を整えたはずの神戸が、危機的状況に陥っている。

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2019年4月29日のニュース