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森保J構想“Team Second” 強豪国に倣え!競争激化で選手層拡充

[ 2019年3月24日 05:30 ]

キリンチャレンジカップ2019   日本―ボリビア ( 2019年3月26日    ノエスタ )

森保監督(左から5人目)を中心に練習前円陣を組むイレブン(撮影・大塚 徹)
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 日本代表は26日のボリビア戦(ノエスタ)に向けて23日、横浜市内で調整を行った。新BIG3を中心とした主力組は固まりつつある森保ジャパン。次なるテーマはターンオーバーに耐えられる選手層の拡充。ボリビア戦では左サイドバックでの先発が予想されるDF安西幸輝(23=鹿島)らが、まずは“2本目”入りへサバイバルに臨む。チームは午後、会場となる神戸に移動した。 日本代表メンバー

 森保ジャパン先発デビューの一戦は、いきなり“サドンデス”と化す。小雨の中、ミニゲームで小林の折り返しをゴールに流し込むなど精力的に1時間の練習をこなした安西は、A代表初先発が見込まれるボリビア戦へ強い思いを口にした。

 「ポジションを取りたい。序列を上げないと取れないと思うけど、そのためにはもっとやらないといけないし、若さは関係ないと思うので。ファースト(1番手)を狙っていきたい」

 1月のアジア杯から主力が固まりつつある森保ジャパン。選手層の厚みをテーマとする指揮官の頭には、実は2チーム分の編成が描かれているという。背景には、分析スタッフの導き出したデータだ。W杯などの国際大会で8強以上に入るためには、選手を入れ替えるターンオーバーが2回は必要だという。

 実際、選手の大幅入れ替えが7戦中1戦しかなかったアジア杯は、決勝のカタール戦で主力組が力尽きた。そのアジア杯で最も固定されていた、2列目のトリオに加えて、長友と酒井の両サイドバック。サイドバックでは2番手扱いの佐々木&室屋ペアは前夜のコロンビア戦でも目立った結果を残しておらず、安西らがつけ入る隙はある。

 左右両サイドバックをこなせる中、今回は左での起用が見込まれる安西は、右に入る西とは昨季鹿島で一緒にプレーしており、テレビでモノマネを披露するほど特徴も熟知している。アグレッシブな攻撃参加が持ち味で「回数をどんどん増やしたい」とピンポイントクロスにも意欲的だ。いつか長友、酒井宏の牙城を崩すため、まずは“2番手”に確実に食い込むプレーが必要となる。

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