×

復帰のジダン氏「9カ月でバッテリーを再充電できた」

[ 2019年3月12日 05:38 ]

会見に出席したジダン氏(AP)
Photo By AP

 スペイン1部リーグのレアル・マドリードは11日、昨季まで指揮を執っていたジネディーヌ・ジダン氏(46)が監督に復帰することを発表した。契約期間は22年6月まで。12日の練習からチームに合流し、15日のホーム・セルタ戦が復帰初戦となる予定。

 11日に本拠地のサンティアゴ・ベルナベウでペレス会長とともに会見したジダン氏は「戻って来られてうれしい。(昨年5月に)退任した時はクラブ、チームに変化が必要だと感じていたし、私だけでなく皆にとって最善の選択だと思った。9カ月でバッテリーを再充電できた。このクラブを愛している。会長から連絡を受けてノーとは言えなかった」と復帰を決断した理由を説明。「レアル・マドリードを再び指揮する準備はできている。このクラブをより良くしていくために全力を尽くしたい」と意気込みを語った。

 報道陣からは昨夏にユベントスへ移籍したC・ロナウドの復帰の可能性や、元エースの穴を埋める来季に向けた補強について質問されたが「ロナウドの復帰について話す時ではない」「ロナウドの代役については考えていない。私が考えているのは今季残り11試合を良い形で終えることだけ。来季に向けた準備はその後のこと」と明言は避けた。

 クラブOBで、元フランス代表MFのジダン氏は、2016年1月にBチーム監督から昇格。トップチームでの采配1年目で欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制覇を果たした。2016〜17年は欧州CL、国内リーグの2冠を達成。昨季は監督として史上初の欧州CL3連覇を達成したが、決勝戦からわずか5日後の昨年5月31日に退団を表明し「来季は監督を続けないという決断を下した。チームは勝ち続けるために変化が必要だと感じた」と説明していた。

 ジダン監督とエースのC・ロナウドが抜けた今季のレアル・マドリードは、元スペイン代表指揮官のロペテギ氏が新監督に就任したが、成績不振で昨年10月に解任された。後任にBチーム監督のソラリ氏が昇格。一時チームを立て直したものの、2月末からの公式戦ホーム3連敗で欧州CLで敗退するなど、今季無冠がほぼ確定していた。

 レアル・マドリードは11日、ソラリ監督との契約を解除したが、引き続きクラブに残留するようオファーを提示した。

続きを表示

2019年3月12日のニュース