カズ　Ｊ１近づいた！３位で昇格ＰＯへ「絶対に上がる」

明治安田生命Ｊ２最終節   横浜ＦＣ１―０甲府 （ 2018年11月17日    中銀スタ ）

＜甲府・横浜ＦＣ＞後半２５分、決勝ゴールの斎藤（左手前）を抱きしめる三浦
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　カズの視界がＪ１を捉えた。最終節の甲府戦に勝ち、３位に浮上。Ｊ１昇格ＰＯは２回戦からの登場が決定した。自身１２年ぶりの昇格まで“マジック２”。「ここから２週間、できることは全てやる」。この日は出番がなかったが、魂は共にピッチにあった。実はＦＷ斎藤功佑の決勝点を、カズが側面から“アシスト”していた。

　「（斎藤が）腰が痛いと言っていたので僕がマットをプレゼントしました。得点は僕のおかげと言ってました」とニヤリ。約１カ月前、カズがパートナー契約を結ぶ西川産業の高級マットレスを贈っていた。見事、期待に応えた２１歳はカズが東京五輪候補にも推す逸材。「次は枕を贈るよ！」と笑わせた。

　リーグ戦出場９戦にとどまったカズには不完全燃焼の部分もある。それでもＪ１への道が開け「１ポイント、１ゴールでも上にいるチームが強い。ここから自分たちの精神面が問われる。試合に出たい」と前向きに捉えた。

　５２歳で迎える来季の現役続行も明言。ギネス記録の「世界最高齢サッカー選手」にはウルグアイ２部カナディアンズ所属のＭＦロベルト・カルモナ（５４）の名が残るが、トップカテゴリーとなれば前人未到。「絶対にＪ１に上がるという気持ちを切らさず続けたい」。カズ伝説はまだまだ続く。