×

チームは圧勝も…悔しい久保、好機で決められず「これも実力」

[ 2016年8月7日 14:39 ]

トゥーン戦の後半、競り合うヤングボーイズの久保(左)

 スイス1部ヤングボーイズに所属するFW久保裕也(22)は6日、ホームのトゥーン戦にフル出場した。チームは4―1で圧勝したが、無得点に終わった。

 3日の欧州CL3回戦シャフタール・ドネツク(ウクライナ)戦で圧巻の2得点。2日にリオ五輪出場が消滅した中で結果を残し、チームを欧州CLプレーオフ進出に導いた。

 PK戦までもつれこむ熱戦から中2日。テーマは「継続性」だった。「トゥーン戦でゴールを取らなければ、シャフタール戦のゴールの意味も薄れてしまう」。浮かれるどころか悲壮感を漂わせて臨んだ。

 前半12分にはこぼれ球に反応し、左足ボレー。20分には昨年から質が高くなったフリーランニングで、相手DF陣の裏スペースに抜け出しGKと1対1のチャンスを迎えた。だが左足ボレーは枠をとらえきれず、1対1のシュートも右に外してしまった。

 「ホンマに勿体ないことをした。これもまた実力なんだと思います」

 日本代表を目指すだけではなく、世界一流のストライカーを目標としているからこそ自分に厳しい評価を下した。「次は決めてきますよ」。次戦は絶対王者バーゼル戦。リオ五輪消滅を力に変えたシャフタール戦のように、この悔しさも糧にする。

続きを表示

2016年8月7日のニュース