×

大久保“チーム国見”で熊本復興支援「どんどんやっていきたい」

[ 2016年4月24日 05:30 ]

ファンと交流ずる川崎Fの大久保

明治安田生命J1第1S第8節 川崎F―浦和

(4月24日 等々力)
 川崎FのFW大久保も熊本の復興支援に動きだす。浦和戦を前にした23日の練習後、「国見のみんなで集まって、これから考えようと思っている。けっこういるので、熊本の支援を呼び掛けていきたい」と国見高OBらに呼びかけて、チャリティー活動を行う考えを示した。

 国見高には熊本から通う生徒も多かった。「みんな家に戻れなくて、避難生活をしている。車の中や友人の家とか。高校の時、熊本からたくさん来ていたから」と、大久保は現地の状況を聞いて心を痛めた。しかも、福岡県内の実家も大きな揺れに襲われた。母・千里さんは余震を警戒して数日間、夜は公園の車中で過ごしたという。莉瑛夫人の実家がある長崎県も津波警報が発令されて高台に一時避難した。

 既に熊本出身の谷口と車屋が大津高の先輩、J2熊本の巻と連携してチャリティーに取り組むことを決めている。チームも26日午後6時から小田急線新百合ケ丘駅南口で選手全員が参加して募金活動を行う。大久保も「どんどんやっていきたい。そういうことぐらいしかできないから」と、自身の人脈を生かして支援する構えだ。

続きを表示

2016年4月24日のニュース