×

GK不足の仙台、今春ユースから大学入りした田中を特別指定選手に

[ 2016年4月8日 18:10 ]

 J1仙台は8日、びわこ成蹊スポーツ大に所属するGK田中勘太(18)を「2016年JFA・Jリーグ特別指定選手」として申請し、承認されたと発表した。

 岩手県出身の田中はジュニアユースから仙台の下部組織育ちで、仙台ユースから今春、びわこ成蹊スポーツ大に進んだばかり。身長1メートル87、体重82キロとなっている。

 仙台は、昨季から正GKを務めてきた六反勇治(28)が3月6日の明治安田生命J1第2節・FC東京戦(ユアスタ)で負傷し、右足外側くるぶし付近の靱帯損傷で全治3~4週間の見込みと診断され、日本代表候補合宿参加を辞退。その後、3試合で関憲太郎(30)が先発フル出場していた。

 だが、その関が4月1日のJ1第5節・広島戦(Eスタ)で負傷し、右股関節付近にあたる右外閉鎖筋大腿方形筋肉離れで全治約5週間と診断されたことが3日に判明。GKはプロ6年目ながらリーグ戦経験のない石川慧(23)だけとなり、6日のナビスコ杯予選リーグ第3節・鳥栖戦(ベアスタ)では石川が先発で初出場、ベンチには仙台ユース所属で2種登録選手の松浦祥太郎(17)が入るなど、深刻なGK不足に陥っていた。

 田中はクラブを通じ、「このたび特別指定選手として承認され大変嬉しく思います。このいただいたチャンスを活かして、選手としてレベルアップしたいと思います。応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。

続きを表示

2016年4月8日のニュース