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ユーベ 前回王者レアル下し先勝 モラタ古巣に恩返し弾

[ 2015年5月7日 05:30 ]

<ユベントス・Rマドリード>先制ゴールを決めたモラタ(右)はビルダと喜ぶ(AP)

欧州チャンピオンズリーグ準決勝第1戦 ユベントス2―1Rマドリード

(5月5日)
 5日に1試合が行われ、ユベントスがホームで2連覇を狙うレアル・マドリードを2―1で下して先勝した。昨年までRマドリードに在籍したスペイン代表FWアルバロ・モラタ(22)が前半8分に先制ゴール。1―1の後半13分にアルゼンチン代表FWカルロス・テベス(31)が自ら得たPKで決勝点を挙げた。RマドリードはFWクリスティアーノ・ロナウド(30)が前半27分に同点ゴールを決め、大会得点記録を76に更新。このカードの第2戦は13日にマドリードで行われる。

 笑顔なき“恩返し弾”だった。モラタが先制点を決めてユベントスの先勝に貢献。テベスのシュートからGKカシージャスがはじいたこぼれ球を見逃さず左足で押し込んだ。「レアル相手に得点しても祝わない。僕を育ててくれた大好きなクラブだからね」と喜ばずに古巣への敬意を表した。

 Rマドリードの下部組織出身で10年にトップチーム初出場。昨季はチーム4位のリーグ戦8得点を挙げたが、先発は3試合(出場23試合)のみだった。「チームで重要と感じたかった」とC・ロナウド、ベイル、ベンゼマの控えから脱却するため昨年7月にユベントスへ完全移籍を決断。直後の左膝負傷を乗り越え27試合(先発9試合)7得点でリーグ4連覇に貢献し、昨年11月にはスペイン代表入りを果たした。

 「相手は世界一のチーム。次はもっといいプレーをしなくては」とモラタ。愛着のあるマドリードでもゴールを奪って成長を証明してみせる。

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2015年5月7日のニュース