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東京V 来季コーチに“ヤスファミリー”の久永辰徳氏が就任

[ 2013年12月26日 14:42 ]

 J2東京Vは26日、来季のトップチームコーチに久永辰徳氏(36)が就任することが決定したと発表した。

 鹿児島県出身の久永氏は鹿児島実業高から1996年に福岡入り。2002年の横浜在籍を経て03年には再び福岡、04年から06年には大宮、07年から09年には福岡でプレー。2010年にヴォルカ鹿児島で選手兼コーチを務め、同年限りで現役を引退した。通算成績はJ1が199試合16得点、J2が126試合5得点。

 東京Vを今季から率いる三浦泰年監督(48)とは福岡時代のチームメートで、2011年からはジュニアやジュニアユース世代を指導するサッカースクール「FCアラーラ鹿児島」で総監督を務めていた。

 東京VはJ2で13位とクラブ史上最低を大幅に更新する年間順位で今季を終了。クラブ内では監督交代の意見も出たが、三浦監督は今季から年俸2500万円(推定)の3年契約を結んでおり、資金難のチームにあっては監督交代は難しいとの結論に至った。そのため、三浦監督とともにJ2北九州から今季東京V入りした吉岡宏GKコーチ(34)はチームに残したものの、イビチャ・オシム監督の千葉時代の通訳としても有名な間瀬秀一コーチ(40)と、1999年から東京Vで相手チームの分析を担当し、クラブの要請で今季初めて指導者となった寺門大輔コーチ(39)を解任。三浦監督と親交が深い複数の候補者の中から久永氏を新しいコーチに選んだ。

 また、東京Vは来季の選手補強として、J1甲府のMF新井涼平(23)やJ2北九州のFW池元友樹(28)、FW渡大生(20)ら三浦監督の北九州監督時代の教え子を中心にリストアップ。だが、三浦監督誕生とともに、今季すでに北九州から選手8人、GKコーチ1人、トレーナー1人と計10人が東京V入りしていることにチーム内外から批判の声が出ていることに加え、資金難もあり、すでに獲得を断念した模様だ。

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2013年12月26日のニュース