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今野 残留へ悲壮な決意 内容関係なし「10―9でも勝つ」

[ 2012年11月28日 06:00 ]

磐田戦へ向けた練習後にランニングでクールダウンする今野

J1最終節 G大阪―磐田

(12月1日 ヤマハ)
 運命の1週間が始まった。全チームにJ2降格の可能性がある関西3クラブが27日、12月1日のJ1最終節へ向けて揃って練習を再開した。

 降格圏16位に沈むG大阪の日本代表DF今野泰幸(29)は「10―9でも勝ちたい」と悲壮な決意を吐露。C大阪は異例の休日明け紅白戦を実施する一方、2万5000人前後の動員が見込まれる神戸は10年前のミラクル再現を誓うなど、早くもヒートアップしてきた。

 チームの思いを代弁するかのように、DF今野が勝利への執念を言葉にこめた。「勝てるなら10―9でもいい」。今季の9勝はすべて3点以上。DFとして「3点取らないと勝てない」と揶揄(やゆ)される悔しさを味わっている中、屈辱的な大量失点を例に挙げてまで内容よりも結果を欲しがった。

 たとえ勝っても残留は他チーム次第という厳しい状況。「プレッシャーはありますけど、疲労につながったりするので、極力感じないようにしている」と重圧との戦いも明かした。札幌時代の02年とFC東京に在籍していた10年の2度、降格を経験。“三度目の正直”に向け「経験が生きるとかはないけど、FC東京のときはチーム全体が動けていなかった。そういうことがないようにしたい」と二の轍(てつ)を踏まないことを誓った。

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