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W杯予選北朝鮮戦 日本人サポーター渡航OKに

[ 2011年11月1日 06:00 ]

 日本サッカー協会の田嶋副会長は、11月15日に平壌で開催されるW杯アジア3次予選アウェー北朝鮮戦に、制限付きながら日本人サポーターの渡航が可能となったことを明かした。

 ただ北朝鮮側が受け入れを認めている人数は日本側が希望する半分にも届いておらず「到底納得できる数ではない」(田嶋副会長)として日本協会は制限の緩和を求める文書を北朝鮮協会に送った。

 日本協会は10月26日から4日間の日程で4人のスタッフを北朝鮮に派遣した。試合会場となる金日成スタジアムも視察したが、人工芝のピッチは06年に完成したもので「それほど悪くなかった」と言う。収容人数は約5万人で、照明の明るさも1800ルクスとFIFAの基準を満たしていた。

 また日本の携帯電話の持ち込みはできないが、ホテル内には電話があり、事前に申請すればパソコンのメールの送受信も問題はなかった。食事についてもスタッフが食べた焼き肉、冷麺は日本人の味覚にも合うものだったという。22年ぶりの平壌入りに向け日本代表の準備は着々と進んでおり、サポーターの制限緩和に関して日本協会は近日中にも北朝鮮協会との交渉をまとめたい意向だ。

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2011年11月1日のニュース