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進化した新潟2年目MF 3戦ぶりスタメンへ

[ 2010年4月23日 11:42 ]

リーグ戦3試合ぶりのスタメン出場に向け進化した姿をみせようと意気込む三門(左)

 新潟は22日、24日のホーム広島戦を想定した紅白戦を行った。スタメン定着を目指す2年目のMF三門雄大(23)は紅白戦で主力組に入り奮闘。リーグ戦では3戦ぶりとなるスタメン出場で進化した姿を見せつける。

 久しぶりにスタートから着用した主力組を意味するオレンジ色のビブス。三門は「スタートで出られるかもしれないといううれしさもあるが、常に準備はしてきているのでチームのためになれるように頑張るだけ」。広島を想定した紅白戦で主力組に入り、視野を広く保ちながら攻守にわたって献身的な動きをした。
 これまでは豊富な運動量を武器に前線へ果敢に挑戦する姿が印象的だが、最近は「チームのために何が大切かを考えたら、ただ前に飛び出すのではなく、効果的に前に出ることができれば相手にとって脅威になると思うので」。がむしゃらに前に行くだけではなく相手の動きを見ながらスペースを狙う姿勢に成長の跡を感じさせる。
 2年目にして進化しつつある三門にとって広島戦は思い入れの深い相手でもある。昨年6月7日のナビスコ杯予選第6節で途中出場ながらプロデビュー、9月26日にはリーグ戦(第27節)に初出場。しかも先発で90分間フルに戦った。「デビューをした相手なので一生の思い出にはなるが、ボール回しがうまいチームなので、やっかいというかやりたくないチームですね」と苦笑いを浮かべる。
 それでも中盤の選手が多い広島に対し「裏に抜けるFWへのパスコースを止めることができれば、広島の勢いは半減する」と分析。そして「パスコースにしっかり立って体で当ててでもボールを止めたい」と意欲を見せる。
 スタメン定着のためにもしっかりとチームに貢献することを考え始めた三門。チャンスを生かすべくまい進する。

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2010年4月23日のニュース