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カカーVSクリロナ いきなりMVP候補対決

[ 2009年12月6日 06:00 ]

W杯1次リーグ組み合わせ決定を受け、勢ぞろいしたレアル・マドリードの各国代表選手たち。(左から)フランス代表のベンゼマ、スペイン代表のカシージャス、ポルトガル代表のロナウド、ブラジル代表のカカー、アルゼンチン代表のイグアイン

 【W杯1次リーグ組み合わせ決定】W杯を彩るスーパースターの競演が1次リーグから実現する。大会MVP候補に挙がるポルトガルのC・ロナウドにブラジルのカカー。レアル・マドリードのチームメートが同じG組に入った。

 「非常に厳しい組に入ってしまった。でも、友人と対戦できるのはとても楽しみ。わくわくするよ」と各国代表のチームメートとともにクラブで会見に応じたC・ロナウド。その笑顔とは対照的に隣にいたカカーは「今大会で最も難しいグループ。死の組になった」と複雑な表情で指摘した。

 優勝候補ブラジルと前回4位ポルトガルに加え、コートジボワールも入った。FWドログバを軸にアフリカ勢で初優勝を狙うダークホース。抽選の前に本大会限りで退任する意向を示したブラジルのドゥンガ監督は「厳しい組でよかった。これなら誰も気を抜けない」と前向きだったが、一歩間違えれば有終の美を飾るどころか最多優勝5度の王国が1次リーグ敗退に追い込まれかねない。

 突破しても2位なら、H組1位が有力な欧州王者スペインと16強で対決する可能性が高くなる。突破はもちろん順位争いの鍵を握る1次リーグ最終戦として組まれたスター対決は、優勝争いを左右する大一番となることは間違いない。大会MVPに関する質問にカカーは「受賞はチームの優勝を意味するだろうからブラジルの選手が獲れれば」と訴え、C・ロナウドも「どこが優勝するかによる」と話した。両チームの優勝は両雄の活躍抜きにはあり得ない。キックオフが待ち遠しい。

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2009年12月6日のニュース