ママ三星は予選敗退「家族や仲間支えてくれた」

三星は予選の２本目も転倒

ソチ五輪フリースタイルハーフパイプ

（2月20日 ロザフータル公園）
　家族に支えられた三星＝写真＝の挑戦は予選で幕を閉じた。４歳の長女すみれちゃんと夫でもある上野雄大コーチに見守られた憧れの五輪。１回目はフレアで転倒し、２回目は序盤の横１回転半の技の直後にバランスを崩した。それでも「娘も見に来ているので、転んで諦める姿だけは見せたくなかった」と起き上がって、最後にフレアを決めた。

　アスリートと母親の両立に苦労は絶えなかったが、現役最後と決めた舞台で全力を出し尽くした。目を真っ赤にしながら「自分が攻めた結果なので受け止めたい」と振り返り、「楽しいと思えたのは家族や仲間たちが自分を支えてくれたから。まずは家族孝行したい」と母の顔に戻って言った。