テロ解明可能とロシアFSB長官 駅爆発で容疑者情報も
ロシア連邦保安局(FSB)のボルトニコフ長官は30日、2日連続で爆発が起きた南部ボルゴグラード入りしてテロ対策の会合を開き「2つのテロの活発な捜査が行われている。これらの犯罪の解明は可能だと思う」と述べた。
プーチン大統領の指示でボルゴグラード入りした長官は「解明するための明確な計画がある」と語った。
一方、容疑者の情報も浮上し始めた。インタファクス通信は治安当局筋の情報として、29日にボルゴグラードの駅舎で起きた自爆テロの容疑者の可能性があるとして、ロシア南部・北カフカス地域ダゲスタン共和国の武装組織に所属していた男の捜査が行われていると報道。
男はロシア・マリーエル共和国出身で、中部カザニで救急車スタッフとして勤務していたが、イスラム教に改宗し、2012年春に武装組織に入った。男の父親は30日、DNA検査のために血液を提供した。
ロシア連邦捜査委員会のマルキン報道官は、駅のテロ現場で見つかった自爆テロ犯のものとみられる遺体の一部を身元特定のために調べているとしている。(共同)
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