×

吉田 五輪3連覇で今度は父を肩車する!

[ 2012年7月7日 06:00 ]

日の丸を掲げ壮行会の会場に入るレスリング女子55キロ級の吉田沙保里

 レスリング女子55キロ級で前人未到の五輪3連覇を狙う吉田沙保里(29=ALSOK)が6日、名古屋市内で行われた地元政財界主催の壮行会に出席。壮行会前の会見で「勝って父を肩車したい」と宣言。五輪で金メダルを獲得し、日本代表コーチの父・栄勝(えいかつ)さん(60)を担ぎ上げることを誓った。

 吉田と肩車は切っても切れない。アテネ五輪では優勝して日本代表女子の栄和人監督(52)を肩車し、北京五輪では逆に栄監督に肩車された。吉田は「勝たないとできないことですが、父がセコンドにつくので父を肩車したい」と話した。

 3歳からフリースタイル57キロ級の元全日本王者だった栄勝さんに英才教育を受けた。肩車は恩師でもある父への感謝の証。世界選手権では父を担いだことがあるが、09年から日本代表コーチとなった栄勝さんが五輪でセコンドにつくのは今回が初。「五輪は最後になるかもしれない」という集大成の舞台で恩返しする。栄監督は「お父さんを肩車したいだろうね。僕もしてもらいたいけど」と話しており、ダブル肩車となる可能性もある。

 この日は約1800人が集まったが、開会式で着用する公式スーツで日の丸を持って登場した吉田は「注目されても重圧にはならない。絶対に3連覇したい」と言い切った。

続きを表示

この記事のフォト

2012年7月7日のニュース