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関塚ジャパン モロッコを視察「ゴツくて突破力ある」

[ 2012年5月26日 06:00 ]

<トゥーロン国際大会>ロンドン五輪予選リーグ同組のモロッコ代表の試合を観戦する関塚監督(右)

 トゥーロン国際大会に出場しているU―23日本代表は24日、1次リーグB組のメキシコ―モロッコ戦を観戦した。モロッコとはロンドン五輪1次リーグ第2戦(7月29日、ニューカッスル)で対戦する。モロッコは3―4で敗れたが、五輪シード国相手に3度リードされながら3度追いつく粘り強さを発揮。関塚ジャパンの面々は強力な中盤に警戒感を示した。

 モロッコは登録20人中14人がオランダやフランスでプレーする海外組。先発も中盤から前は海外組が占めた。アフリカ予選で中心だったMFバラダ(ヘタフェ)は不在ながら、トップ下のラブヤドが3得点すべてに絡む活躍を見せた。さらにボランチのフェトゥイ(1メートル82)、ナジャ(1メートル81)は大柄で当たりに強く、守備での貢献度が大きかった。

 試合後、酒井は「ボランチがゴツかったですね。個人の突破力もあった」と話した。予選ではポゼッションサッカーを展開したが、メキシコ戦では鋭いカウンターも見せるなど、戦術の幅も広がっている。守備にほころびはあったが、関塚監督は「話せません」と口を閉ざした。ライバルの力を目の当たりにして緊張感を漂わせた。 

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2012年5月26日のニュース