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ロシア50年ぶりにメダル逃した…川口ペア4位

[ 2010年2月16日 14:00 ]

<ペアフリー>懸命に演技する川口、スミルノフ組

 バンクーバー冬季五輪第4日(15日)フィギュアスケート・ペアのフリーが行われ、ロシアに国籍を変更した川口悠子、スミルノフ組は194・77点で4位に終わった。旧ソ連時代の1964年インスブルック大会から続いたロシア勢の連覇は12で途切れ、メダルを取り逃したのも60年スコーバレー大会以来50年ぶりとなった。

 川口ペアはジャンプでミスが相次ぎ、転倒するなど点数が伸びなかった。過去2大会連続で銅メダルだったショートプログラム(SP)1位の申雪、趙宏博組(中国)がトータルで世界歴代最高216・57点をマークし、悲願の金メダルに輝いた。
 2位はホウ・セイ、トウ・ケン組(中国)3位はサブチェンコ、ゾルコビー組(ドイツ)だった。

 ▼川口悠子の話 ミスのある滑りになり、悔しい。クリーン(きれい)に滑りたかった。(スロー4回転サルコーを回避し)直前に3回転にしろと言われ、頭の切り替えがしっかりできなかった。
 ▼スミルノフの話 プレッシャーは考えずに、美しく滑ることだけを考えていた。

 ◆申雪、趙宏博組(中国=フィギュアスケート・ペア)92年にコンビを組み、五輪は02年、06年と2大会連続で銅メダル。世界選手権は3度優勝。07年に結婚。今季、3季ぶりに現役復帰した。申雪は1メートル58、44キロ、31歳。趙宏博は1メートル77、75キロ、36歳。(共同)

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2010年2月16日のニュース