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反町監督タイへ!遠藤を直接チェック

[ 2008年6月14日 06:00 ]

笑顔で手を合わせる(左から)田嶋日本サッカー協会専務理事、三宅キリンビール社長、反町監督、佐々木監督

 北京五輪に出場するU―23日本代表の反町康治監督(44)が13日、A代表のタイ戦を視察するためバンコク入りした。オーバーエージ(OA)の候補に挙がるFW大久保嘉人(26=神戸)、MF遠藤保仁(28=G大阪)と、北京五輪世代のMF香川真司(19=C大阪)らのチェックが目的とみられる。また、男女の五輪代表が7月24日にオーストラリア、29日にアルゼンチンと壮行試合を行うことも発表された。

 U―23カメルーン代表戦から一夜明け、反町監督が動いた。壮行試合2戦の発表会見に出席後、バンコクへ移動。「何人か(五輪世代が)メンバーに入っているし、現状を報告するのもある」と説明した。

 最大の目的はOAの最有力候補に挙がる遠藤や大久保のチェックとみられる。スコアレスドローに終わったカメルーン戦後、決定力不足解消へOAの起用を示唆。水面下で所属クラブに招集を打診しており、タイ戦と22日のバーレーン戦を直接視察した上で最終決断を下す。「代表が活動しているのに横ヤリを入れるのは精神衛生上良くない」と選手への直接交渉は否定したが、出場停止の大久保については接触する可能性もある。

 23歳以下でA代表に帯同中のDF内田、MF香川や右足首痛のDF長友の状態もチェック。「A代表だからといって五輪のメンバーに入るとは限らない」と話しており、7月中旬発表予定の五輪メンバー18人の選考の一環とも言えそうだ。

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2008年6月14日のニュース