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華英「破けた」…スピード水着ポロリ危機

[ 2008年6月14日 06:00 ]

 英スピード社の水着「レーザーレーサー」(LZR)に新たな問題が発覚した。欧州遠征を行っていた競泳の北京五輪日本代表・伊藤華英(23=セントラルスポーツ)ら3選手が13日、成田空港に帰国。LZRを着て二百メートル背泳ぎで自己ベスト2分8秒80をマークした伊藤は「だいぶ感覚も慣れてきたんですけれど、破けて水が入ってきました」と、レース中に脇腹部分が裂けたことを明かした。

 その水着を着て泳いだのは通算4レース目だった。LZRは抵抗をなくすため縫い目がなく、超音波による特殊な溶着技術で生地を張り合わせている。強烈に締めつけているため消耗も激しく、耐久性には優れていないようだ。女性用は1着6万9300円。「高いんですけど、何回も着られないですね」と伊藤。女子選手にとっては裂け目が広がって“ポロリ”となったら一大事。気になったらレースに集中できなくなる。鈴木陽二コーチも「デリケートな水着なので、注意しなければいけない」と話した。LZRは長時間着用すると「足がしびれる」などの声もあるだけに、取り扱いには十分注意が必要だ。

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2008年6月14日のニュース