【大井11R・東京大賞典】ウシュバテソーロ剛脚で連覇へ!

[ 2023年12月29日 05:00 ]

ウシュバテソーロ

 今年のJBC開催から時計がかかる白い砂に入れ替わった大井。地元のリーディング上位騎手によれば「以前は力の足りない馬でも、ごまかしながら乗って上位に入れたが、今のダートはそれができなくなった」。じわじわと体力が奪われるタフな砂。その上で待ち構える長い直線。一芸に秀でたスピードタイプより、総合力が高いバランスタイプを狙いたい。

 ならば東京大賞典はウシュバテソーロで大丈夫。ドバイワールドCを制した世界最高峰の脚力を素直に信頼する。前走ブリーダーズCクラシックは自慢の末脚が鳴りを潜めたが、レースを詳しく見ていけば評価を下げる必要は全くないことが分かる。米国ダート特有の序盤からハイラップが刻まれる展開を中団で追走。勝負どころから上昇する“勝ちにいく”競馬で0秒7差。ドバイのようにじっくり構えていれば結果も違っただろう。初めて経験するレベルの消耗戦でも大崩れしなかったのは地力の証明。自分の中ではむしろ評価は上がった。あとは反動が気になるが、帰国初戦のここへ向け、入念にトレーニングを積んできた。手控えられることなくしっかり追われた最終追いも好感触。不安要素は見当たらない。あとは無事にゲートを出るだけ。貫禄の走りで連覇を成し遂げる。

 相手本線はドゥラエレーデ。UAEダービー2着と、こちらも海外で名を上げた。前走の粘りも上々。ここも持ち味を生かして上位へ食い込む。馬券は(5)から。

 ▼<1>キングズソード(寺島師)前走は大井の馬場が合ったし、以前あった右トモの弱さが改善してきた。前走後はチャンピオンズCも選択肢の一つだったが無理をせず、同じ条件のここへ。状態はいいし楽しみ。

 ▼<2>ノットゥルノ(生野助手)数を使っているので最終追いはしまい重点でいい動き。仕上がりが良く、大井も相性がいい。あとはジョッキーに任せる。

 ▼<3>テンカハル(金羅助手)前走後は在厩で調整。3番枠だが、砂をかぶっても大丈夫。元々、追い切りは動かないタイプ。間隔を空けてきっちり調整した。長くいい脚を使うし、時計のかかる馬場でスタミナ勝負になってくれれば。

 ▼<4>マンガン(石井師)前走はいつも最後に使ってくれる末脚もなく案外な内容だった。状態に大きな変化はないが、強い相手だけにいい仕上げをして臨みたい。

 ▼<5>ウシュバテソーロ(高木師)動きは良かった。入線後の息の入りも良かった。コンディションも問題ないと思う。連覇を目指して頑張ってほしい。

 ▼<6>ドゥラエレーデ(池添師)前走はあのメンバーでポジションを取りにいって最後まで踏ん張った。やっぱり能力は高い。パワーがあるし、大井の砂も問題ないと思う。

 ▼<7>グロリアムンディ(山口助手)1週前はジョッキー(小崎)に乗ってもらってしっかりとやった。徐々に調子は上向いている。前走は道中で内からぶつけられるところがあった。少頭数で密集しないだろうし、スムーズに運べれば。

 ▼<8>ミックファイア(渡辺和師)馬体重も戻って状態に関しては間違いなく前走以上。今回は輸送もないし、地元コースのベストの条件。無敗で来たが、この相手ではチャレンジャーの気持ち。どこまでやってくれるか。

 ▼<9>ウィルソンテソーロ(小手川師)前走は直線だけの競馬だったので疲れはない。2走前のJBCは結果が出なかったが、1回大井の馬場を経験できたのはプラス。対策は練られたのでポジティブに捉えている。

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