【エリザベス女王杯】ハーパー95点 円熟ボディー 距離延長も望むところ

[ 2023年11月7日 05:29 ]

鈴木康弘氏「達眼」馬体診断

ハーパー
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 頭から尾まで貫き通すことを徹頭徹尾といいます。ハーパーの気性も徹頭徹尾の成長ぶり。オークス時にかぶっていた覆面(メンコ)を秋華賞時には外して写真撮影に臨みましたが、今回も着用せず。うるさい面が収まってきたのでしょう。秋華賞時は力んで尾の付け根を上げていましたが、今回は気持ち良さそうに尾を流しています。中3週のレース間隔。牝馬ならイライラしても不思議はありませんが、逆にリラックスしている。

 晩成のハーツクライ産駒にしては完成期の早い馬体。大きなキ甲、発達した肩、分厚い臀部(でんぶ)。円熟のボディーです。腹下が長く、各部位のつながりに遊びがあるステイヤー体形。距離延長も望むところでしょう。

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2023年11月7日のニュース