森且行　重症負った落車事故から2年2カ月ぶり復帰戦！「新たなスタート」

競争車を前にポーズを取る森且行（撮影・久冨木修）
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　元SMAPのメンバーで、人気オートレーサーの森且行（49＝川口）が6日、川口オートレース初日9Rで復帰戦を迎える。

　レースが待ち遠しくて仕方なかった。復帰戦を翌日に控えた5日の正午過ぎ。一番乗りで走路に姿を現した森は一人黙々と周回をこなした。21年1月の落車事故から2年2カ月と13日ぶりのレースは初日9R。ハンデ30Mの8号車で出走する。「自信？どうでしょうね。1着を獲れなくても、いいレースをしたいですね。まあ、初戦は外をブン回ります。なーんてインからインだったりして」と終始リラックスムードを漂わせた。

　骨盤骨折、腰椎破裂骨折など命に関わる重傷を負った。現在も両足の先の感覚はない。昨年6月に走行練習を再開。バイクにまたがるまでは不安だらけだったが、「ある程度いけそうになってからは楽しみしかなかった」。復帰前最後の練習参加（3月25～29日）では後半タレる症状が軽減して「タイムは遅いけど、その中でも誤差がなくなってきた。前回は8周頑張れた」と自信を深めた。

　投入する新車の名前は「ニジュウサン」。「23」は養成所時代の訓練生番号で「初心に戻る？はい、その通りです。イチから、新たなスタートです」と決意表明。20年日本選手権で悲願のSG初優勝、オートレース日本一に輝いた栄光のオーバルに、スターが戻ってくる。