オートレーサー森且行 802日ぶりレース復帰! 大事故乗り越え、愛するオーバルへ

[ 2023年4月6日 14:51 ]

競争車を前にポーズを取る森且行(撮影・久冨木修)
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 元SMAPのメンバーで、人気オートレーサーの森且行(49=川口)が6日、川口オートレース場で開催された普通開催第1回1節9Rで802日ぶりの復帰を果たした。

 温かな大歓声に送られてオーバルに登場。まずは試走で3・32の一番時計をたたき出した。レースはハンデ30メートルの8号車で出走。復帰に合わせて投入した新車「ニジュウサン」とともにオーバルを疾走した。「ニジュウサン=23」は養成所時代の訓練生番号。初心に戻る決意を相棒の名に込めた。

 21年1月に飯塚オートレース場で開催された「G1開設64周年記念」のレース中にバランスを崩した他の選手と接触して落車。骨盤骨折、腰椎破裂骨折などの重傷で長期欠場していた。生命にもかかわる大事故。何度も「引退」の文字が頭をよぎった。しかしバイクへの、オートレースへの愛情が消えることはなかった。5度にわたる手術、懸命なリハビリを経ての復帰。長い暗闇を抜け、愛する場所に帰ってきた。

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