JRA勢に挑むNAR2歳最優秀牡馬ヒーローコール

[ 2023年3月24日 05:00 ]

ヒーローコール
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 【地方からの風】22日に浦和で行われたS1桜花賞はメイドイットマムが優勝。昨年のNAR2歳最優秀牝馬が貫禄の走りで牝馬クラシック1冠を手にした。今度は2歳最優秀牡馬ヒーローコールが登場。25日、中山で行われる伏竜SでJRA勢に挑戦する。21日に最終追いを消化。小久保師は「サラッとやっただけだが、前回からさらに良くなっている。ストライドがいい」と好感触だ。

 今年初戦は2月の雲取賞(大井1800メートル)。距離も右回りも57キロを背負うのも初めての経験だったが、2着マンダリンヒーローに1馬身差をつけて快勝した。「57キロで上がり37秒台なら十分な内容だったと思う」。師も納得のパフォーマンスだった。その後は来週、大井で行われる京浜盃や羽田盃直行などのローテがある中、あえて強敵との勝負を選択。「ずっと同じ相手と同じレースをするより、常に新しいことにチャレンジしている」と語った。昨年は2、3着のノットゥルノとペイシャエスがジャパンダートダービーでワンツー。毎年ハイレベルなメンバーが集まるだけに、ここで好勝負ができれば未来は明るい。

 前走で初めてコンビを組んだ森が手綱を取る。新型コロナによる規制が2月に解除されたことで、25日は伏竜Sを含め計7レースに参戦。「中央での騎乗はやっぱり刺激になる」と意気込んだ。週末はドバイ国際競走や高松宮記念はもちろん、地方からのチャレンジにもぜひ注目してほしい。

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2023年3月24日のニュース