【大井・優駿スプリント】プライルード 3歳スプリント王!本田重の好エスコート「自信あった」

[ 2022年6月29日 05:00 ]

先行抜け出しで優駿スプリントを制したプライルード
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 3歳春のベストスプリンターを決める「第12回優駿スプリント」が28日、大井競馬場で行われた。2番人気のプライルードが直線2番手から抜け出し優勝、重賞初制覇を達成した。同馬に「第12回習志野きらっとスプリント」(S1、7月26日、船橋)、同馬と2着エスポワールガイに「第29回アフター5スター賞」(S3、9月8日、大井)への優先出走権が与えられた。

 「勝つ自信があった。枠が大外だったのが気になったが自分がうまく乗れれば大丈夫」

 レース後、そう振り返った本田重の言葉通り、ベストの騎乗で馬の能力を全て引き出した勝利だった。

 好スタートを決めるとジョーストーリーとスタースタイルの激しいハナ争いを見ながら余裕の手応えで外の3番手を追走した。仕掛けていったのは4コーナー。出遅れた1番人気のティアラフォーカスが外から捲ってきたのに合わせてゴーサインを送ると直線を向いて一気に後続を引き離した。ハミをかけ直して末脚を伸ばすと残り100メートルで気合の右ステッキを3発入れてゴールに飛び込んだ。

 今年重賞3勝目となった本田重は「手応えが良すぎたので早めに抜け出し過ぎないように注意した。気性が前向きなので短距離が合う。これからもこの馬と重賞を勝っていきたい」と笑顔がはじけた。次走は未定だが、短距離路線にカジを切ったこの馬のパフォーマンスに注目だ。

 ◆プライルード 父ラブリーデイ 母アンソロジー(母の父サクラバクシンオー) 牡3歳 大井・藤田輝信厩舎 馬主・キャロットファーム 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績8戦2勝(南関東4戦1勝) 総獲得賞金4186万円。

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2022年6月29日のニュース