【阪神新馬戦】良血馬パタゴニア伸びしろ十分

[ 2020年6月26日 05:30 ]

Cウッドでキャンター調整するパタゴニア
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 阪神日曜5R(芝1800メートル)には18年の2歳女王ダノンファンタジーの半妹が登場だ。パタゴニア(池添学、父キズナ)はアルゼンチン産である偉大な母に敬意を表した命名。アルゼンチン~チリ両国にまたがる広大な地域パタゴニアは別名“風の大地”と呼ばれる。池添学師は「軽い走りをする馬で芝で良さそう。スタートも速い。切れると言うより、長く脚が使えそうなタイプ」と目を細める。

 姉のデビュー前は圧巻の稽古で驚かせたが、妹は気性面を考慮しソフトな仕上げが続いている。1週前のCWが上がり重点で6F86秒8~1F12秒0。今週も同コースで6F86秒5~1F13秒1。先を見据えた仕上げは明らか。「まだ気性的に幼さが残る状況でビッシリとは仕上げていない。その分、“伸びしろ”は十分。ここでいい競馬ができれば先々が楽しみになってくる」と指揮官。馬体は490キロ前後と雄大。鞍上はダミアン・レーン。血統馬の重圧という強風に向かい、自らの未来を切り開く。

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2020年6月26日のニュース