【マイルCS】プレミアム、ガンガン前進!復権へ軽快12秒3

[ 2019年11月14日 05:30 ]

坂路単走追いで仕上げられたダノンプレミアム
Photo By 提供写真

 栗東では4歳馬ダノンプレミアムが初の坂路での最終追いを敢行し、天皇賞・秋2着からの好調キープをアピール。

 500キロを超える雄大な馬体が映えた。ダノンプレミアムは開門直後のCWコースに姿を見せてサッと半周。そこから坂路へ移動、馬なり単走で駆け上がった。首をうまく使って前進気勢を見せ、4F53秒4~1F12秒3をマーク。中内田師は「前走の後も特に目立った疲れはないですね。先週でしっかりと調整ができていたので、坂路でサッと流す程度。フレッシュ感がありながら、いいリズムで走れていました」と好感触を伝えた。

 前走の天皇賞・秋はアーモンドアイの2着。前を壁にしてうまく折り合い、4角を4番手の外で回る完璧な運び。ただ、勝った馬がとてつもなかった。プレミアムも1分56秒7で駆けているのだから、十分に評価できる内容。川田は「スムーズな競馬ができたし、いい雰囲気で競馬ができました。元々素晴らしい馬でしたけど、幼い馬が大人になってきましたね」と振り返る。

 幅広い距離で勝っているが、マイルではG2マイラーズCを含め3勝。指揮官は「1600メートルも上手に走るし、2000メートルが長いわけでもない。適性というより上手にこなしてくれています。コース形態は気にならないし、マイルでもスピードに対応できると思います」と手応えをにじませる。

 昨年のダービー(6着)で1番人気に推された逸材。川田が新馬戦からずっと乗り続け、成長をそばで確かめてきた。今秋は超一流外国人騎手が続々と来日。あちこちで“急造コンビ”が出来上がっている。人馬の絆なら負けない。積み上げてきたものを胸に、2歳王者が4歳秋にして再び立つ。

続きを表示

2019年11月14日のニュース