【ドバイターフ】アーモンド文句なし、海外メディアも熱視線

[ 2019年3月14日 05:30 ]

3頭併せで追い切るアーモンドアイ=右(撮影・郡司 修)
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 ドバイ国際競走(30日、UAEメイダン競馬場)の国内最終追い切りが13日行われ、美浦トレセンに現地メディアが駆けつけるなど、世界が注目するアーモンドアイ(牝4=国枝)が文句なしの動きを見せた。

 カメラを止めるな!現地メディアも芝2400メートルのワールドレコード(2分20秒6)ホルダーに熱視線だ。政府の公式メディア組織が運営するドバイTVのカメラが、アーモンドアイとルメールの一挙手一投足を追った。

 Wコースではち切れんばかりに膨らんだトモを伸縮させ、ルメールを背にリズム良くロジチャリス(7歳オープン)、ケイブルグラム(6歳障害未勝利)を追走。直線内から馬なりで2馬身突き抜けた。6F80秒4~1F11秒7。鞍上が微動だにしなくとも、抜け出す瞬間はスパンと音が聞こえそうだった。

 「先週に比べ今日は最初からリラックスしていた。ちょうど良かった。早い反応で凄くいい脚。コンディションはジャパンCくらいにはある」。主戦は確固たる自信を漂わせた。

 ドバイTVにライバルについて聞かれると「昨年のドバイはゴドルフィンがタイトルを独占。スーパーサタデー(9日)もそう。あちらは地元のアドバンテージがある。でも自分もアーモンドアイについては、たくさんの自信がある。ポテンシャルを信じている」と胸を張った。ターフの前哨戦でもあるG1ジェベルハッタ(芝1800メートル)で1~3着を独占した“青の軍団”を警戒しつつも「大丈夫」と肩の力を抜いた。

 国枝師も人馬を頼もしそうに見つめ、泰然自若。「見ての通り順調。ルメールも満足。あとはこのまま行けば。20日(成田から関空経由)出国で17か18日に少しやるかどうか。具合を見て微調整するだけ」。あるがままのアーモンドアイで世界に通用する。陣営の自信がカメラ越しに世界にも伝わったはずだ。 

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2019年3月14日のニュース