【チューリップ賞】桜へ視界良し!課題克服でダノンファンタジー完勝

[ 2019年3月2日 16:47 ]

<阪神11R・チューリップ賞>直線で抜け出し、チューリップ賞を制したダノンファンタジー(左)(撮影・平嶋 理子)  
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 追い切りで見せた課題を、ほぼほぼクリアしてみせた。2歳女王のダノンファンタジー(牝3=中内田)が阪神JFを制して以来となる始動戦を快勝。鞍上の川田は安どの笑みを浮かべた。

 「地下馬道、返し馬と雰囲気が良くて、調教で不安に感じたところも“これなら大丈夫”と思えました。レースもいい感じで走ってくれましたし、最後も届くのは間違いないと思い、安心して追っていました」

 追い切りでは旺盛な前進気勢を見せたため、折り合いが心配された。しかし、実戦では序盤こそ行きたがったが、道中はスムーズ。直線では前が壁になったが、冷静に外に持ち出し、あっさりと抜け出した。2着のシゲルピンクダイヤとは1馬身差だったが、まさに着差以上の完勝だ。

 中内田師は「多少力みはあったけど、ジョッキーがうまく教育しながら導いてくれました」と合格点を与えた。休み明けで体の張りは物足りなく映ったが、そこは織り込み済み。「あくまでトライアル。冬毛もあったし、筋肉の張りももう一つ良くなりますよ」と本番への手応えを口にした。まだ前哨戦は始まったばかりだが、桜花賞(4月7日、阪神)の主役は決まったも同然だ。

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2019年3月2日のニュース