【シルクロードS】コウセイ、軽快いだてん!抑えて12秒7

[ 2019年1月24日 05:30 ]

追い切ったセイウンコウセイ(撮影・西川祐介)
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 「第24回シルクロードS」(27日、京都)追い切りが23日行われ、G1馬セイウンコウセイ(牡6=上原)が闘志全開の走りを見せた。

 パサパサに乾いた美浦のウッドチップコースも何の!!セイウンコウセイは口を割るぐらいの闘志を見せ、軽快に飛ばす。手綱を抑えたままで豪快な伸び脚。5F67秒7、ラスト1F12秒7は時計がかかる今のチップを考えれば上々だ。

 美浦に駆けつけた池添は「抑えきれないぐらい。何度も追い切りに乗っているけど、ここまで行きっぷりがいいのは初めて」と笑顔だ。愛馬がいつも以上に前向きだったのには理由がある。近走行き脚がいまひとつのため17日はブリンカーを着用し、ゲートからダッシュ。その効果か?この日は長距離輸送も考慮してブリンカーを着けなかったのにヤル気満々。上原師は「1Fは流したままで12秒台。冬場は体調がいい馬だけど、ジョッキーも好感触をつかんでくれた」と手応えを得た。

 あとは「重量」との闘いだけ。2年前の高松宮記念を制したG1馬の宿命。昨年(2着)と同じトップハンデ58キロだが、それでも昨夏函館スプリントSで重賞2勝目を上積みして据え置きは歓迎!?池添は「58キロで止まったのは良かった」と安どの表情も見せた。上半期はオーシャンSと目標の高松宮記念(共に57キロ)を除くと、得意の芝1200メートル重賞に出走しようと思えば58キロ以上は背負う身。師は「58キロは仕方ないかな。軽い馬にやられなければ」と底力に託した。

 シルクロードSは2年連続2着。1キロ軽いファインニードルに屈した昨年も、勝ち馬がその後G1・2勝を思えば敗れてなお強し。池添は「昨年のスプリンターズS(12着)は二の脚がつかず他馬に行かれた。これだけ気が入っていれば…。もまれる競馬は得意ではないのでスッと行ければ」と快足に懸ける。1〜3月は【3・4・0・1】で連対率87・5%の冬将軍。京都芝も【2・2・0・2】と好相性。“三度目の正直”でシルクロードSを勝つようなら、再びG1の夢が膨らんでくる。

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2019年1月24日のニュース