【マイルCS】ロジクライ 坂路単走でC・デムーロと理想的なラップ

[ 2018年11月14日 20:04 ]

 坂路単走のロジクライは馬なりで53秒9〜12秒0をマーク。「雰囲気を味わう程度で」との指示を受けたC・デムーロはハーモニーを奏でるかの一体感で理想的なラップを刻んだ。

 「日本語?少しだけ」と苦笑いの若きイタリアンは日本語が達者な兄のミルコやルメールらと違い通訳を介しての会見となった。

 「いいコンディション。前走(富士S1着)のレースVTRを見て、やはり強いと思った」と、追い切りの感触と前走の印象を語ってから「前に馬を置いて残り2ハロンで突き放すイメージ」と本番をシミュレーションするサービスぶり。

 ロジクライは順風満帆に出世の階段を歩んできたわけではない。脚部骨折で3歳初冬から4歳の冬に至るまで1年11カ月もの長期休養があったことから須貝師が発した言葉もカムバックを唱えるものだった。

 「長い入院生活から復帰して重賞を勝って、今度はG1の大きな舞台。(ロジクライに)に、人生を照らし合わせて応援してくれる人もいるでしょう」

 前哨戦の覇者はさらに研ぎ住まれている。

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2018年11月14日のニュース