【デイリー杯２歳Ｓ】マーズ、無傷の３連勝で重賞初制覇

＜京都１１Ｒ・デイリー杯２歳Ｓ＞一騎打ちを制し、重賞初勝利したアドマイヤマーズ（撮影・平嶋　理子）　
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　「第５３回デイリー杯２歳Ｓ」が１０日、京都競馬場で行われ、単勝１・８倍の断然人気に支持されたアドマイヤマーズが逃げ切り勝ち。無傷の３連勝で初重賞制覇を飾った。

　好スタートを決めハナへ。前半３Ｆ３６秒８のスローペースでも折り合いを欠くことはない。手応えよく直線に向くと、鞍上のＭ・デムーロは追いだしを我慢。メイショウショウブのしぶとさに苦戦も最後は悠々と突き放した。鞍上は「いつもいい馬。今回はペースが遅くなると見込んで、早めの競馬に持ち込んだ」と予定通りの展開。「最後に一段ギアが上がるから、確実にいい脚を使ってくれる。勝負根性があって賢い馬」と相棒を絶賛。

　友道師は「最後はいい根性を見せてくれた。距離が延びても大丈夫」とニンマリ。「来年のことを考えると２０００メートルは持ってほしいが、次は当然、朝日杯ＦＳ（１２月１６日、阪神）を予定している」と、すでに本番を見据えていた。

　◆アドマイヤマーズ　父ダイワメジャー　母ヴィアメディチ（母の父メディシアン）牡２歳　栗東・友道厩舎所属　馬主・近藤利一氏　生産者・北海道安平町ノーザンファーム　戦績３戦３勝　総獲得賞金６１４８万３０００円。