【凱旋門賞】エネイブル7頭目連覇!6度目Vデットーリも喜び

[ 2018年10月8日 05:30 ]

史上7頭目の凱旋門賞連覇を果たしたエネイブルとデットーリ騎手(AP)
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 勝ったのは昨年に続いてエネイブルだった。史上7頭目の連覇。異なる競馬場での(昨年はシャンティイ)凱旋門賞連覇となった。凱旋門賞6勝目となったデットーリはフライングディスマウントで喜び爆発。「6回目の勝利?信じられない。道中は折り合い、フォルスストレート(偽りの直線)のあたりからいい感じで進んでいった。直線はいいスペースも見つけることができた。ラストは力を振り絞るように頑張ってくれたね。昨年、勝った状態までは届かなかったが(ゴスデン)調教師がうまく仕上げてくれた。違う競馬場で同じレースを勝ててうれしい」と語った。ゴスデン師も「フランキー(デットーリ)がうまく乗ってくれた」と称賛した。

 インの5番手でじっと我慢。残り300メートルでデットーリが追い出すと、はじけるように伸びた。シーオブクラス、クロスオブスターズが迫る。踏ん張るエネイブル。最後まで我慢し切って2度目の頂点に立った。

 昨年の凱旋門賞を2馬身半差完勝し、欧州年度代表馬も獲得した。しかし今年になって暗転。5月、調教中に膝を痛めて戦線を離脱した。11カ月ぶりの実戦となったG3セプテンバーSを完調手前で3馬身半差快勝。そこから調子を上げ、再び世界の舞台で輝いた。これで10戦9勝、G1は6勝。次走はブリーダーズカップターフ(11月3日、米チャーチルダウンズ競馬場)を予定している。

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2018年10月8日のニュース