【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】９日中山６Ｒ　横山典騎乗アースヴィグラスがズバッと差し切る

　秋競馬の開幕となった８日の中山は午前中から気温がグングン上昇。エアコンの許容量を超えてしまうのか？スタンドのゴンドラ階にある記者室は蒸し蒸しと相当な暑さになり、汗がダラダラと流れ落ちた。実はこの現象、この開催ではよくあること。開催日割りでは秋になっても、夏競馬の延長となる時期であることを毎年実感させられる。

　東西でサマーシリーズの最終戦となる重賞が行われる本日、前半戦の勝負どころは中山６Ｒ。元々ペースが速くなりやすいダート１２００メートルの舞台に、できればハナを切りたい先行型が多数エントリー。この組み合わせなら、追い込み脚質の◎アースヴィグラスに流れが向くとみた。どうしても展開に左右されるタイプではあるが、末脚の破壊力は一級品。しかも過去２勝はいずれも今回と同じ中山ダート１２００メートルで、最も「はまり」やすいコースと断言できる。鞍上は何度もコンビを組んで完全に手の内に入れているベテラン・横山典。胸のすくような直線一気の差し切りＶを期待だ。