【紫苑S】オークス以来のマウレア、充実馬なりでグングン加速

[ 2018年9月6日 05:30 ]

<紫苑ステークス追い切り>スピリットソウル(奥)と併せ追い切るマウレア(撮影・郡司 修)
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 「第3回紫苑S」(8日、中山)の追い切りではオークス以来の出走となるマウレアが休み明けの不安を一掃する軽快なフットワーク。手塚厩舎の土日重賞Vが見えてきた。

 打倒3強へ。反攻の秋を前にして、マウレアが燃えている。Wコースでの最終追い。スピリットソウル(4歳500万)を追走し、直線で内へ向かう。いっぱいに追われる両馬とは対照的に、馬なりのままグングンと加速。雨をたっぷり含んだ馬場を感じさせない、素軽い走りで駆け抜けた。手塚師は「動きはまあまあ。体重は春から変わらないけど、本数はやっているんで」と態勢が整ったことを強調した。

 春のオークス、桜花賞は共に5着。アーモンドアイ、ラッキーライラック、リリーノーブルの世代トップ3には差を見せつけられたが、師は愛馬の素質を信じている。「背は伸びたし、馬の能力はあるんでね。豊(武)も1800から2000メートルくらいがいいと言っていた。中山が初めてだから、あとはそのあたりかな」。ラスト1冠での下克上へ、ここは負けられない戦いになる。

 ◆回避 紫苑Sに登録のあるフィニフティ(牝3=藤原英)は回避して、次週のローズS(16日、阪神)に向かう。「もう1週あれば、しっかり態勢が整うと思う」と藤原英師。

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2018年9月6日のニュース