【東京新馬戦】仕切り直しノワールうずうず

[ 2018年6月15日 05:30 ]

 【美浦ドキュメント=14日】新馬戦がダービー翌週から始まるようになった12年以降、2歳馬の使いだしは早まる一方。東京新馬戦は除外も出る活況。日曜東京6Rでデビューするフラッシュノワール(牡=伊藤大)は北村宏で初陣予定だった先週9日の新馬戦を痛恨の除外で1週スライド。小田は北の杜にある厩舎に出向くと、伊藤大師は「期待してくれていた北村くんが日曜は函館(函館SSのキングハートなど騎乗)で乗れないのは申し訳ないけど…」と義理深い指揮官らしい返答。5月上旬から坂路とWコースを併用し、入念に調教を積んだ。「開幕週に使えるぐらいに順調に来た」と出来は太鼓判。10年ダービー馬エイシンフラッシュ産駒の2世代目。「(祖父の)ギングズベストの系統は、うるさいぐらいの方が走る傾向。いい意味でそういう面は感じている」と手応え。新たに依頼した吉田隼にも調教で乗せ、万全の態勢は整えた。「10回の調教より1回のレース。早い時期から使えるのは後々も大きいと思う」同師の熱弁に、小田は注目せずにいられなかった。

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2018年6月15日のニュース