【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】６日京都９Ｒ　５００万Ｖの舞台でマドモワゼルがガラリ一変

　土曜に行われた２つのダービー前哨戦は、いずれもよどみない流れでタフな競馬になった。芝２０００メートルのプリンシパルＳが１分５８秒２、芝２２００メートルの京都新聞杯も２分１１秒０と、いずれも非常に速いタイムで決着。馬場状態が良かったのも確かだが、やはり、ダービーの出走権が懸かるレースでは騎手の気合の入り方が違う気がした。今年のダービーは大混戦ムード。ここから本番に向かう馬たちにも、上位に食い込むチャンスは十分あるだろう。

　ＮＨＫマイルＣが行われる本日、当欄で取り上げるのは京都９Ｒ。狙いは関東から遠征する◎マドモアゼルだ。前走のフィリーズレビューは１３番人気で１３着。この数字だけを見ると本命視は無理筋に見えるが、勝ち馬との着差は０秒８。好位追走もゴール前で甘くなって次々に差されたとはいえ、着順ほどの惨敗ではなかった。今回は８頭立ての少頭数で、相手関係も前走に比べると明らかに弱化。しかも、舞台は４走前に牝馬限定５００万下・りんどう賞を快勝している京都・芝１４００メートルに替わる。レース間隔を空けて立て直され、体調面も好調時に近づいた印象。馬券的に絶好の狙いどころとみた。