【香港マイル】コンテントメント 休み明けでも頼もしい名伯楽

[ 2017年12月5日 06:30 ]

今年も日本勢の脅威になりそうなコンテントメント
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 香港のマイル界にはビッグ3がいる。昨年の香港マイル1&2着のビューティーオンリー、ヘレンパラゴンは今春のチャンピオンズマイルでも2、3着。そして、この2頭を負かしたのが、日本のファンにもおなじみのコンテントメントだ。

 15年の香港マイル5着、16年のチャンピオンズマイル2着は日本のモーリスの前に敗れたが、上位争いを演じた。また、2年連続、安田記念で来日。16年12着、17年10着と結果は出なかったが、今年はモレイラとのコンビで注目を集めた。

 その後は香港に戻り、秋はセレブレーションCで始動したが、精彩を欠き9着。香港の名伯楽J・サイズ師が「いつも一生懸命走ってくれる」と評価する愛馬だが、その走りに異変を感じたという。そこで無理をさせず約1カ月間休ませた。

 リラックスさせるため、ウオーキングマシンを取り入れ、気分転換。そのままレースに使わず、本番に直行する形となったが、主戦プレブルを背にした実戦形式のトライアルでは持ったままの手応えで先頭に並びかけ、復調気配を見せた。

 指揮官は4年前、グロリアスデイズで香港マイル優勝。当時は安田記念から半年ぶりの“休み明け”で結果を出した。「馬が調教で走りたがらなかった」ため前哨戦を使わず、馬の気持ちに合わせジックリ立て直した。今回も2カ月ぶりとなるが、名伯楽のノウハウがあれば、万全の状態で送り込んでくるだろう。地元のトップ3は日本馬にとって今年も脅威になる。

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2017年12月5日のニュース