【札幌記念】ルメール導く!逸材エアスピネル“大人に進化”

[ 2017年8月15日 05:30 ]

ルメールが好感触を示したエアスピネル(左)
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 「第53回札幌記念」の主役候補はG1レベルの逸材エアスピネル。上半期の目標・安田記念(5着)を使った後は6月24日に函館競馬場に入厩。笹田助手も気性面の成長に目を細める。

 「だんだん大人になってきて、今回から調教ではメンコを外している。教育していっているし、それが競馬につながってくれたら」

 2カ月半ぶりとなるが「ここまで予定通り調整できているし、いい感じに仕上がっている」と順調さをアピール。

 秋華賞馬エアメサイアを母に持つ良血。デビュー当初から注目されたが、G1タイトルには届いていない。これまでは武豊が手綱を取っていたが、13戦目の今回からは新たにルメールを起用する。

 1週前追いは芝コースで実戦を想定した調教。函館に駆けつけたルメールを背にスタートした。向正面で併走馬と1秒以上離れていたが、エンジンが掛かると、きっちり差し切って1馬身先着。鞍上は「元気いっぱい。少し折り合いの難しいところはあるが、ラストの反応はとても良かった」と好感触をつかんだ。春はマイル路線を歩んだが再び、中距離戦へ。ルメールも「長く脚を使った。距離は持ちそう」とジャッジ。

 今夏も13勝を挙げ、開催リーディングを独走する鞍上は連覇に向けて「走る馬だしチャンスはある。あとは競馬の仕方が大切」と力を込めた。今年もルメール・マジックで、北の都のファンを魅了する。

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2017年8月15日のニュース