【梅ちゃん先生 特別編】15日中山9R ゴールドスミスの巻き返し

[ 2017年4月15日 08:00 ]

 「今週の芝はやばいぜ。先週、道悪で競馬をやったせいで見た目以上に傷みがひどくなってる」。最終週の中山競馬を前に数人の騎手からこんな話を聞いた。皐月賞は瞬発力とともに馬力も問われる。カデナなど切れ味で勝負するディープインパクト産駒には不向きな舞台。逆にパワー型のキングカメハメハ産駒、レイデオロは戦いやすいだろう。

 中山9Rはパワー型ゴールドスミスにとっても絶好の舞台だ。この2戦は上がりの競馬で追い込み切れなかったが、時計のかかる重たい馬場ならたぐるようなストライドで上位争いできる。中山1800メートルは太め残りの馬体でデビュー勝ちしたコース。追い切りの動きも圧巻だった。

 《中山10R コアレスキングのパワー全開》金曜正午の発表で中山のダートはやや重だが、その後の好天で砂が乾けばコアレスキングの出番だ。キングカメハメハ産駒らしいパワーホース。休み明けだった前走はスローペースに泣かされたが、今度は先行型揃いの組み合わせ。休み明けを1度使われた上積みが加わればインから差しきれる。

 《中山12R ダイワエキスパートの順当勝ち》芝から中山ダート1200メートル戦に転じた前々走を勝ち上がり、昇級戦の前走も小差2着。芝の切れ目からスタートするこのコースなら楽に好位につけられる。芝・ダートの“二刀流”だけに最も合う舞台だ。内寄りの枠を引いた今回も無理なく好位をとって、直線抜け出してくる。

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2017年4月15日のニュース