【梅ちゃん先生 特別編】12日東京11R エトルディーニュの逃げ残り

[ 2017年2月12日 08:00 ]

 本紙コラムで紹介した番狂わせの名言は共同通信杯にも当てはまる。ムーヴザワールド、スワーヴダンサーなどクラシックをにらむ有力馬は直線に脚を温存するだろう。たっぷりと息を入れながら逃げを打てるエトルディーニュの粘り込みだ。昨年8月の未勝利戦勝ち以降は決め手不足で6連敗中だが、1度も掲示板(5着以内)から外れたことがない。アイビーSではソウルスターリング、ベゴニア賞ではサトノアレス…後のG1馬相手に善戦を続けた。「どんな相手と戦っても大崩れしないしぶとさがある。中1週でも信頼しているベテランの腕利きスタッフがしっかりケアしている」と小桧山師。有力馬の仕掛けが遅れれば、馬券圏内(3着以内)に入ってくるフロントランナーだ。

 ≪東京10R チャーリーブレイヴの鉄砲駆け≫坂路調教馬で知られるチャーリーブレイヴが、この中間は一転してWコースで追い切りを重ねた。前肢の不安が解消したからだ。覇気にあふれた走りは完全復調を確信させる。東京コースはオープン特別を含めて全5勝、休養明けは2勝の実績。好位から抜け出すお膳立ては整った。

 ≪東京5R スマートエレメンツの巻き返し≫鹿戸厩舎、本日一番の勝負馬。前走は4着とはいえ、収穫のあるレースだった。ダート4戦目で砂をかぶっても嫌気をささなかった。「砂に慣れてきたからだよ。一番いいタイミングで武豊騎手に頼める」と鹿戸師は言う。砂をかぶってもリズムを崩さず走れるのなら、1番枠もアダにはならない。インで脚をためて、最内差しだ。

続きを表示

2017年2月12日のニュース