【万哲の乱 特別編】11日東京10R 昇級戦でもドラゴンゲートの勢い重視

[ 2017年2月11日 08:00 ]

 「馬体の増減はどう見ればいいのか?」。短期間の大幅な増減(例えば20キロ増とか20キロ減)はさすがに気になるが、長期的には減ってしまうより、増えた方が好ましいと思っている。例えば、オルフェーヴルは3歳の皐月賞優勝時は440キロ(デビュー以来最低)だったのが、ラストランVを飾った13年有馬記念では466キロまで増えた。ナリタブライアンは最低448キロに対し、最高486キロ。

 東京10R・銀蹄ステークスの(16)ドラゴンゲートは14年6月の新馬戦(4着)で446キロだったのが、前走(1着)は496キロ。約2年半で「50キロ増」が成長の証明だろう。15年10月の1000万下(8着)を最後に出走していない東京ダートは【0004】と好走例が全くないが、これは馬体重が470キロ台前半で本格化前の話。ノーカウントでいい。東京と同じ左回りの新潟で2勝し、左回り自体はOK。もまれにくい大外16番枠を得て、逃げるにしても控えるにしても競馬しやすくなった。昇級戦の壁を心配するより、目下の充実に託す。

 《もうひと押し》東京9R・テレビ山梨杯の(10)アンドリエッテは、3歳時のクイーンC(4着)で426キロまで減った馬が、前走は464キロにアップ。これなら長距離輸送による“輸送減り”を考慮しても、極端に細くなる心配はない。乗り慣れた川田に戻って、ここは必勝態勢。

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2017年2月11日のニュース