オークス馬シンハライト引退…左前浅屈腱炎が良化せず復帰断念

[ 2016年11月17日 05:30 ]

今年のオークスを制すなど6戦5勝を挙げたシンハライトの現役引退が決定

 今年のオークスを制したシンハライト(牝3=石坂)が引退することが16日、分かった。秋初戦のローズSを快勝後、左前浅屈腱炎が判明。2冠制覇が懸かる秋華賞を断念し、北海道・ノーザンファーム早来に放牧に出されていた。脚元に負担のかからない最低限の運動を行いながら様子を見ていたが、先週末のエコー検査で目立った良化が見られず、また復帰後も再発の危険にさらされるため、所有するキャロットファームと石坂師が協議を行った結果、現役続行を断念することが決まった。近日中に競走馬登録を抹消する。

 通算成績は6戦5勝(うち重賞3勝)。デビュー3連勝を飾って挑んだ桜花賞は2着に敗れたが、勝ったジュエラーとの差はわずか2センチだった。常に着差はわずかながらも、勝ち負けを演じてきた。非凡な勝負根性は産駒に受け継がれていくだろう。

 ▼石坂師 非常に残念だけど、G1で凄いパフォーマンスと結果を残してくれた馬。無事に牧場に帰れるだけでも良かったかなと思います。

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2016年11月17日のニュース