菜七子 世界デビューも7着…競走除外8月英国遠征のリベンジならず

[ 2016年11月14日 05:30 ]

 UAE・アブダビ競馬場で13日(日本時間)深夜に行われた「レディースワールドチャンピオンシップ第15戦」(芝1600メートル)に参戦した藤田菜七子(19)は、約2年ぶりの出走だったアフアルハザーとのコンビで7着に終わった。8月の英国遠征は騎乗馬がパドックで放馬し、無念の除外に。関係者に慰められ、涙をこぼすシーンもあった。出国前に「前回は残念だったので、今回は頑張りたい」と意気込んでいたが、リベンジ達成とはならなかった。

 3月のデビューから各地を転戦し、このアブダビが17場目(騎乗できなかった英国含む)の競馬場。師匠・根本師のアシストもあって、新人騎手としては異例の経験を積んでいる。「いろいろな競馬場で乗せていただいて本当にありがたい。少しでも上手になりたい」と常々語る菜七子。世界の女性ジョッキーたちが集ったこの日のレース。JRA唯一のなでしこジョッキーが、また一つ異国の地で貴重な経験を積んだ。

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2016年11月14日のニュース